プロフィール

Sogagoro

Author:Sogagoro
友人の勧めで文楽を観たことがきっかけで伝統芸能に目覚めました。歌舞伎や能もよく観ます。とりわけ三味線の魅力にとりつかれ長唄を習い始めました。

カテゴリ

リンク

最新コメント

月別アーカイブ

最新記事

最新トラックバック

来訪者数

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

文楽 「九月公演」@国立劇場 (19日まで)

いよいよ文楽九月公演が始まった

文楽2011年9月公演3_small 文楽2011年9月公演2_small

昼の部の最初の演目はお馴染み「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう」だ

いきなり住大夫を「翁」とする六人の大夫に野澤錦糸を立てとする六挺の三味線という豪華な顔ぶれの義太夫陣

能舞台をそっくり模した松羽目の舞台にまず桐竹勘十郎が遣う「千歳(せんざい)」が能面を収めた面箱を恭しく捧げながら登場する

続いて今度は吉田蓑助が遣う「翁」が現れ、客席に向かって丁寧に頭を下げる

同じような所作は歌舞伎の三番叟にも当然あるのだが、蓑助が遣う人形がするお辞儀には何故か生身の俳優よりも、威厳と様式美が横溢する

千歳の爽やかな舞の後、面をつけた翁の厳かな舞が始まる

最後はいつものとおり三番叟の二人の賑やかな、そしてユーモラスな踊りに続いて、千歳からたわわに実った五穀を表す鈴を受け取った二人は更に快活に踊るのだ

ことに今回は6列31番、つまり床の(三味線の)真下 初日、住大夫の舞台に居並ぶ若き三味線弾きたちの真剣な眼差しと集中力の途切れぬ演奏に思わずこちらも力が入った

国立劇場開場45周年のこの秋の始まりを寿ぐにふさわしい、豪華メンバーによる天下泰平、国土安穏「寿式三番叟」であった

壽式三番叟
<プログラムの表紙は折込続きだ>

二つ目の狂言は江戸時代初期に実際におきた仙台伊達藩のお家騒動、いわゆる「伊達騒動」を題材にしたの「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」の「御殿の段」だ

歌舞伎でもお馴染みの演目だが乳母政岡がおなかをすかした幼年の藩主と自分の子供に茶道具を使って、食事を作るのだが、歌舞伎(玉三郎の政岡だった)でも今回の文楽の舞台でも、余りに冗長な話の展開に少し眠くなってしまう

それでもいつもながら千松のけなげな最後には感動するし、残忍極まりない八汐のやり口にはゾッとするのだった

三番目は「近頃河原の達引(ちかごろかわらのたてひき)」の「堀川猿廻しの段」だ

これもおつるの三味線のお稽古の場面や与次郎がおしゅんと伝兵衛を暗闇の中で取り違える場面などはテンポがよくて面白いのだが、、二匹のサルの踊りが長すぎる

どうして、先を急ぐはずの伝兵衛とおしゅんの逃避行の前に長々と猿の芸が続くのか、余り理屈で考えてもしょうがないのだが、そこでなんとなくたるんでしまう

ユーモラスな与次郎はここでも勘十郎が遣ったが、生き生きとした人形の動きは生身の人間以上に表情豊かである

昼の部の第一の注目はやはりオープニングの寿式三番叟であろう

スポンサーサイト

<< 落語 「さん喬・権太楼 特選集」@鈴本吉例夏夜噺 | ホーム | 歌舞伎 「芦屋道満大内鑑 葛の葉」 -亀治郎の会 >>


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 BLOG TOP 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。