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Author:Sogagoro
友人の勧めで文楽を観たことがきっかけで伝統芸能に目覚めました。歌舞伎や能もよく観ます。とりわけ三味線の魅力にとりつかれ長唄を習い始めました。

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文楽五月公演 「源平布引滝」

皐月晴れの土曜日、待ちに待った文楽五月公演の第一部を観た

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演目は「源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)」と世話物の「傾城恋飛脚(けいせいこいびきゃく)」であるが、同時に浄瑠璃の竹本綱大夫(人間国宝)が九代目竹本源大夫を襲名、その息子で三味線の鶴澤清二郎が二代目鶴澤藤蔵を襲名する襲名披露を兼ねている
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源平布引滝は平治の乱の後、平家の勢いが盛んなる時期に源義仲の誕生を巡る逸話が題材だが、源平それぞれに縁のある人々の義理と人情が複雑に交差するドラマである。物語のあらすじと配役は、いつものように本公演のチラシの裏にまとめてある。
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あらすじからも分かるように、この物語は琵琶湖やその周辺の地域が舞台となっている
中でも平宗盛が清盛の名代として竹生島に参詣する途中の出来事を語る「竹生島遊覧の段」では煌びやかな平家の公達のあり様や当時の竹生島信仰の盛んな様子が窺がえる

また最後の糸つむぎの段以降は「手孕村(てはらみむら)」で繰り広げられるのだが、女が人間の「腕(かいな)」を産むというちょっとオカルトめいた話にちなんだ「手孕」という地名は最近までは「手原村」として残り、現在は滋賀県の栗東市に合併されているようだ

そう、琵琶湖周辺といえば近江の国、そして、近江の国と言えば白洲正子の一連の紀行が思い起こされる。
ちなみについ先日まで世田谷美術館で開かれていた「白洲正子展」も興味深かった。近江もはずせないスポットとしてこれから注目していきたい

さて公演に話を戻すと小生にとっての見所は「竹生島遊覧の段」で三味線を弾いた鶴澤清治の演奏と、九代目源大夫を襲名するも体調が思わしくない綱大夫の代役として切り場を語った英大夫の好演だ

清治さんは相変わらず切っ先鋭い撥捌きと正確無比な左手の指使いから奏でられる緊張感あふれる演奏で、人形も大夫もそっちのけ。ずっとオペラグラスで三味線だけを見ていた

襲名披露の口上は住大夫さん、祝言挨拶は鶴澤寛治と藤蔵の直接の師匠である清治さんが勤めたが、清治さんのざっくばらんな語り口が面白かった

二つ目の出し物の「傾城恋飛脚」は新口村(にのくちむら)の段だけの上演で、ちょっと物足りない感じは否めなかった

また国立劇場小劇場のホールでは震災の義援金の呼びかけも行われていた

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人形を操るのが吉田和生(よしだかずお)さん、その右が今人気の人形遣い桐竹勘十郎(きりたけかんじゅうろう)さんだ

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